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グランドストラテジー [片岡問答]

グランドストラテジー

アメリカのグランドストラテジー(基礎的な国家戦略)は、
「アメリカと中心とする一極覇権構造を長続きさせる」

中国、ロシア、フランス、インドなどは
「国際構造は多極化すべきである」

日本のここ数年の論壇は、アメリカ頼りをやめよというものも多い。
ニュアンスがいろいろだから注意して考えたい。

片岡先生のは、
まず、アメリカ支配はいつか終わってしまうだろうが、終わるときに一番危険なのはシナと対峙する日本だ。
だから、
「アメリカとの同盟を持ちつつ、改憲、核武装して多極化に堪えうる国際関係力をつけるべきだ」
と言うものです。

「同盟を持ちつつ」。

日本自前の核の傘もインテリジェンスの傘も必要だが、同盟問題があまりにデカイ。
多極化したらどこと同盟するのか?アメリカしかない。

重要なのは、日米同盟堅守した上での核武装。

核抜きで、日米同盟の分断があると日本はシナの一部になってしまうだろう。
現状でも、朝鮮半島や台湾がチベットやモンゴルのようになる日は近い。

この点をふまえて日本の保守層の論議を見ていきたい。

《 シナ事変ではアメリカは蒋介石の国民政府を支持した。ところが毛沢
東の共産軍がスターリンの援助で強くなると蒋介石への軍事援助をやめ
た。つまり蒋介石を捨てたのだ。
 ベトナム戦争でもアメリカは南ベトナム政府を全面的に支援した。支
援どころか、アメリカが前面に出て戦った。南ベトナム政府はアメリカ
を信頼し、依存した。だが、土壇場になってアメリカは南ベトナム政府
を見捨てたのである。そのつもりで2階にのぼった南ベトナムはいざと
いうときにハシゴを外され、瓦解するほかはなかった。》

上記は、昇一塾ニュースレターだ。
日米同盟は永久ではなく、いつアメリカが日本を捨てるかわからないということを歴史から紹介してくださった。だから、渡部先生も核武装論議をすすめよという。

シナからの横やりをかわしながら、同盟はそのままに、アメリカから独自に核とインテリジェンスをもつ日本にするような政治力をもつ政治家がいることを望む。
「アメリカとの同盟を持ちつつ、改憲、核武装して多極化に堪えうる国際関係力をつけるべきだ」
という議論が日本のテレビでガンガン行われないことが本当の問題だ。年金がある、ないどころの話ではなくなってしまうからね。

アメリカに洗脳されるな!といいつつ、サヨク崩れ思想でシナに洗脳され、中国にODAを出していくのが国益でなんていう奴もまだまだいるくらいだから先は長い。


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