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留学生と奨学金と減税 [その他]

私の兄は高校時代にアメリカに留学していた。割りにリベラルなんだが、アメリカ人ホストファミリーに感謝している。
外国人留学生をホームステイさせたり、奨学金を出してあげたら減税対象になるし、人のためだから受け入れていると言われたそうだ。
国が集めて分配した金でなく、個人のポケットから出して、その使い方を監視し
ている金というのは人情も感じるもんだ。いまも兄は文通したり、その息子の結
婚式に呼ばれたりしている。友情もある。ちょっと羨ましい。
こういうアメリカ・シンパの留学生は毎年何万人も各国から来て産出されている。死ぬまでホストファミリーに感謝している人は多いだろう。


その点、中国からの留学生が日本にきても、ちっとも親日家になっていない。
自腹なら結構なんだけど、聞いてみたら日本から奨学金をもらっているというの
だ。国立大学にはこういうアジア人がいっぱいいる。
これは、たぶん日本の税金を財務省がどっかに予算づけしている。つまり、官僚がばら撒いているからどういう形になっているのかわかりづらい。

発展途上国に、お金をあげるなら、個人の金をだして貢献できるようにすべきだ。個人なら使い道まで見るからだ。「すべき」というのは、それを減税の対象とすべきだと思う。

アメリカ方式である個人ポケットから出すやり方は、その国にシンパシーを感じ
る人間がたくさんできるし、その人たちは各国に戻って出世するのだ。戻った後
も、つながっているので情報交換ができる。
アメリカのシステムはすごいといえよう。

日本は官僚が集めて、ばら撒いている。どう使われたか、受け取った人がどんな感情をもったかなどはわからない。
寄付をしても減税対象は少なく、全部お上たる官僚がつかんでないと気がすまないのだ。
個人のカネならどうか?頭はよくても、マナーがわるかったり、ちっとも感謝しないやつには奨学金はあげないだろうし、ホームステイは勘弁だ。いい奴を選んでじっくり日本人と日本文化をわかってもらいたいと思うだろう。
日本外交がどんどん遅れるものこのあたりが原因だろう。

こういう調子で留学生を入れていても何年たっても日本の税金のムダである。


ついでながら、アジア人で仲良くすべきだという無神経なことをいう知識人が多い。
ヨーロッパ人ほど合理的でないし、アジア人はまだ、そんなことを考える力がな
いだろう。特に中国、韓国、北朝鮮というタカリ根性と法律で過去を裁くような近代の来ていない法治国家となっていない国とどうやって付き合えというのだ。
アジアにはイスラム教徒も多い。中国などの厄介な隣国を抱えている状況もある。ちょっと考えたらアジアが一つなんてありえないだろう。


日本に本音で話し合える指導者の卵を懐に抱えて付き合う土壌(減税をともなう個人のカネで行える留学制度)がない限り、アジアの真の友好はない。と私は考える。

アジアの友好を謝罪やカネのばら撒きでやろうという知識人は、マルクス思想にのめり込んだ青春時代を思い出して、「理想で人は動くなんていいうことは幻想だ」ということをそろそろ学んで欲しいものだ。


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