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F22が買えないなら和製戦闘機だ・・・。 [アメ通]

アメ通でF22をアメリカが売ってくれないことを片岡先生が指摘した。

小泉がイラク出兵などよくやってくれていたから、日本人が米国牛肉を買わなくてもブッシュはかばってくれていた。
円安とアメリカの購買欲に助けられて自動車生産は伸びたが、今後どうアメリカが圧力をかけるのだろうか?
安全保障の面でF22が買わせてくれないのはヤバイのだが、自前で作れるってもんだという友人もいる。
しかし、別の友人は
>開発期間は約10年、開発費は総額で数百億円程度
ではケチったなあと漏らしていた。

たしかに、10年で数百億なら開発する気はあるのだろうか。

F22
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070724i101.htm?from=main1

「第5世代」ステルス実験機開発へ…防衛省方針

 防衛省は23日、ステルス性能などを持つ「第5世代」の戦闘機技術を検証する有人実験機の開発に向け、来年度予算の概算要求に費用を計上する方針を固めた。
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 日米が共同で開発したF2支援戦闘機の生産が2011年度で終わるのをにらみ、技術開発の基盤を維持するのが目的だ。

 国産機開発の姿勢を示すことで、来年夏の次期主力戦闘機(FX)の選定で米国などとの交渉を有利に進める狙いもある。

 防衛省によると、有人実験機には、ステルス技術や高度な電子機器などを搭載する。レーダーや武器などは搭載しないため、実際の戦闘機よりは小型になる予定だ。開発期間は約10年、開発費は総額で数百億円程度を見込んでいる。

 防衛省はこれまで、費用や性能の面から、戦闘機は原則として米国から購入してきた。来夏のFX選定も、米国の「F22ラプター」などが候補となっている。しかし、最有力候補であるF22は、輸出を禁じる米国内法があるため、米側の情報開示が進まないなどの問題が起きている。

 ただ、国産機の本格的な開発には、政府内や米側との調整のほか、費用や性能の十分な検証が必要になる。このため、まずは有人実験機の開発を目指すことにした。


http://www.sankei.co.jp/keizai/sangyo/070723/sng070723000.htm

次期戦闘機選定はF2の教訓を生かせ

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 防衛省は中期防衛力整備計画(平成17年度~平成21年度)の一環として、現有の要撃戦闘機F4の後継機種(FX)の選定に向け検討を始めた。最有力候補はロッキード・マーチン社のF22Aラプター、次いで同F35、ボーイング社F15FXなどと続くが、のどから手が出るほど欲しいのがステルス性など第五世代戦闘機として最も高性能のラプターだ。が、イージス艦の情報漏洩問題もあって米国防総省は詳細な性能情報の提供にも難色を示している。

 この議論には肝心のポイントが欠けている。防衛産業を含めた国家安全保障どう考えるか、国家プロジェクトとしてFXをどう位置付けるか、である。この回答のためには、まず20年前の次期支援戦闘機(FSX、現在のF2)「日米共同開発」の失敗の教訓から学ぶ必要がある。

 1980年代後半、日本はバブル経済の絶頂期だった。当時の防衛庁には「絶対に米国を越えられるという夢があった」(防衛省幹部)し、三菱重工業には「ニュー零戦」の野望があった。ところが米国からエンジン技術を提供しないと言われてあえなく挫折。F16(ロッキード・マーチン社製)を母体とした共同開発でいったん合意したが、「日本が米国を飲み込む」という議会などの日本脅威論に押され、ブッシュ(父)大統領は、中枢技術の飛行制御ソフトの供与中止と日本から無料、無条件で炭素繊維複合材の一体成形加工技術とレーダーの素子技術提供を時の竹下内閣に飲ませた。製造作業分担は日本6に対し、米4だが、収益配分は逆の4対6の「不平等条約」である。

 日本側は開発に10年もの期間をかけ米側が提供を拒否した飛行制御ソフトを自力で製作し炭素繊維の強度不足をソフトで制御している。防衛省は「失敗」とは認めず未だに「改良」にカネを投じているが、それでは次のステップに進めない。一機当たりの価格がF16の二倍以上なのに、性能はたいしたことがない。本家の米側の評価はきわめて低いか

ら、FXは機種を問わず「丸ごと買え」と言われかねない。

 ロッキード・マーチン社のほうは、日本からノウハウを無料、無条件で導入した炭素繊維複合一体成形加工技術を生かし、F22とF35の開発につなげた。しかし、米国はF22とF35への日本の貢献も認めない。

 F2の技術的経験と蓄積が次に生かせるなら、3700億円という開発費は無駄ガネにはならないかもしれない。ところが現実は厳しい。防衛省は「失敗ではない」と言いながら。さっさとF2調達に見切りをつけ、三菱重工業小牧南工場のF2生産は今年度で終了する。FXがF22ラプターの場合、よくて丸ごと輸入。その場合、三菱の戦闘機開発製造は長い空白の期間に入る。

 三菱の技術陣は中型民間機「MRJ」用の開発などに分散するしかなくなるが、戦闘機用の技術は航空宇宙、新素材、コンピューター・システム、新半導体素子など波及効果が高く、民間機では代替できない。

 巻き返す手がかりがないわけではない。1988年6月、カールッチ国防長官は瓦防衛長官の前でFSXについて、「これは本当の共同開発ではない、将来には真の共同開発をめざす」と言明した。この談話の草案を書いたアワー元国防総省日本部長は「日本には自前の技術と、米側から真の共同開発を引き出す強固な意思が必要」と助言する。

 米国防総省には「日本の民間には未だに多くの高度な軍事転用可能技術が使われないまま眠っている。共同開発の意義は米国にとって大きい」とみる専門家もいる。日米が「真の共同開発」をめざす、その原則のうえでFXの機種選定をするのがF2の教訓ではないか。


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