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悲しいお知らせ [片岡問答]

片岡先生の家に伺った。
質問に答えてくれたのでまとめます。

1,パックスアメリカーナ(アメリカの世界覇権=日本の平和)が危ない
 イラク情勢次第で、アメリカの世界覇権が終わる可能性がある。

2,ベトナム戦争ではアメリカは敗北した。
 しかし、リアリスト・キッシンジャーが外交で勝利に変えた。
 中国をソ連からひっぱがして米中対ソ連の構図をつくった。
 戦争は政治の一部だが、外交という政治力はすごいものだ。

  そのとき周恩来はわかっていた。キッシンジャーはなんでも飲む気配だと。
  キッシンジャーは台湾を売るギリギリまで交渉している。
  ベトナム戦争での損害を最小限にし、長期戦でソ連に対峙し倒した。

3,覇権をとるため、勝つためにアメリカという国は、
 台湾という自由資本主義を捨て、一党独裁の中共とだって組んだのだ。
 リアリストのすごさだ。

4,ブッシュ43は小泉に核武装を許した。これはニクソン以来だ。
 要するに「朝鮮半島は守れないから、自分で守ってくれ」
 boots on the grand、men at risk

5,ここで日本は核武装しないいとなると、再度米中合意があるかもしれない。
 前回はソ連に対する合意だ。
 今回は、朝鮮半島と台湾は中国にやる。と判断するかもしれない。
 イラクでの撤退となったらアメリカはその選択肢をとるかもしれない。
 イラクすら民主化できなかったんだから、
 中国と戦うのはシンドイし、死者をだしたくないと恐れているアメリカ人は多いからだ。
 ベトナム戦争のサイゴンでは、米軍は撤退の恐ろしさを骨の髄まで味わった。
 敗戦、撤退などもうしたくないのだ。

6,シナは共産党一党独裁で人権もない国だが、これだけ経済発展してきたら強国だ。
 リベラルは、シナの経済市場をわけあい、もめ事を回避したい。→アジア覇権をシナへ。
 リアリストは、今それをやっても将来は必ず米中戦争となる。
 シナを封じ込めたいがもう間に合わない。が、長期戦を考えても今のところ結論がでていない。

 次に大統領選挙に勝つのが民主党リベラルなら、パックスアメリカーナは終わりとなる可能性が高い。
 日本も終わり。

日本人は、朝鮮半島、台湾海峡と世界で一番危険なところにいることをもっと自覚しないといけません。







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