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例大祭で予定通り、小泉総理参拝 [新聞より]

郵政民営化よりも大事なことがたくさんある。日米同盟の強化、憲法改正と靖国参拝の恒久化だ。

そういう意味では今日、小泉総理の参拝は意味がある。
小泉政権の間にこの靖国参拝が恒久化されないと、本当にまずい。
ヘタすると靖国参拝禁止が続くことになってしまう可能性があることは、多くの議員の意見を読むとよくわかる。

民主党、前原代表は

アサヒから引用-----------------------------

http://www.asahi.com/politics/update/1017/011.html

首相の靖国参拝 民主の前原代表「慎重に対応を」
2005年10月17日13時27分

 民主党の前原代表は17日、都内で記者団に対し「A級戦犯が合祀(ごうし)されている靖国神社に、首相が参拝されることについては極めて遺憾に思っている。しかも、違憲判決が初めて高裁レベルで出た中なので、政教分離の原則からも考え直すべき時期にきていることも含めて慎重に対応してもらいたかった」と語った。

 共産党の志位委員長は党本部で記者団に対し、「戦後60年の節目の年に、自らの信条を国の利益の上に置く行動は日本外交の行き詰まりを深刻にする許し難いもの」と批判。社民党の又市征治幹事長は、国会内で記者団に「盧武鉉(ノ・ムヒョン)(韓国)大統領に無宗教の国立追悼施設建設の検討を約束したのを踏みにじり、21世紀のアジア外交をゆがめている」と語った。

引用終わり-----------------------

志位はしょうがないとしても、自称、「外交、安全保障の専門家」という前原代表にはあきれ返る。まだ、靖国について何もしならないようだ。これではあぶなくって政権を任せられない。靖国なしで国防を語るなかれ。


相変わらず自民の中でも河野洋平(江沢民の傭兵)などは反対。
公明の神崎代表も反対していた。総理の参拝が違憲なら、公明党と創価学会の政教分離はどうなっているのだ。
 

面白かったのは、この古賀の発言
引用------------------------------------------------------------
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051017-00000115-jij-pol

中韓配慮の適切な参拝形式=自民・古賀氏

 日本遺族会会長の古賀誠自民党元幹事長は17日夕、小泉純一郎首相の靖国神社参拝について「極めて自然なスタイルの中で社頭参拝していただいたことは首相の外交的な配慮だ。特に中国や韓国の事情などを踏まえた心遣いであり、非常に評価すべきことだ」と述べ、近隣諸国に配慮した適切な参拝形式だとの考えを示した。衆院議員会館で記者団の質問に答えた。 

引用終わり---------------------------------

今回の総理の参拝スタイルは、右からは、「ちゃんと参拝しろ!」といわれ、左からは「参拝をやめろ」といわれていたが、折衷案を評価していた。これが、郵政投票でもギリギリで棄権した柳ぶり。

総理の参拝の「私的ぶり」は、以下の記事------------------------------

http://www.asahi.com/politics/update/1018/001.html

靖国参拝、首相「私的」と強調 郵政成立「一つの節目」
2005年10月18日01時14分

 首相は17日夕、靖国神社本殿への昇殿を見送り、拝殿でさい銭を投じる形式を取ったことについて「今までは総理大臣として特別に昇殿を許されていた。普通の一般の国民と同じように、ということがいいのかなと思った」と説明した。首相官邸で記者団の質問に答えた。「総理大臣の職務として参拝したんじゃない」と述べ、私的参拝であることを強調した。

 この時期を選んだ理由については、秋季例大祭であることを挙げたうえで、「結果的に(郵政)民営化法案が成立した、一つの節目かもしれませんね」とも語った。

 参拝理由について「今日の平和は生きている人だけで成り立っているものではない。心ならずも戦場に赴いて命を失った方々の尊い犠牲の上に成り立っている。戦没者に感謝の気持ちを伝えることは意義あることだ」と説明した。

 中韓両国の反発については「長い目で見れば中国も理解していただける。よく説明していきたい」としながら、「心の問題に他人が干渉すべきじゃない。ましてや外国政府が、戦没者に哀悼の誠をささげるのを『いけない』とか言う問題じゃない」とも述べた。

 来年9月の自民党総裁任期切れまでに6度目の参拝をする可能性については「適切に判断する」と答えるにとどめた。6月の日韓首脳会談で首相が検討するとした新たな国立追悼施設の建設については、「色々国民の意見を考えながら検討していきたい」とした。

 追悼施設建設について細田官房長官は17日午後の記者会見で「年末が予算期なので、そのときまでに決断をする。はっきり申し上げる段階ではない」と語った。首相の参拝を「最小の形式」と表現し、「靖国参拝問題のみで近隣諸国との関係全体が後退することは望ましくない」と述べた。

 武部勤自民党幹事長は同日の記者会見で、首相の参拝を「信教の自由に基づいて私的な参拝をしている」と説明した。
 


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カワタ

分祀抜きの参拝が靖国特攻なんだと思っていたので正直、アメ通の論理でいくと前原の分祀必要論(合祀を批判しているだけなのかもしれませんが)の方が近いのかなと思ったのですが?
靖国に関しては選挙対策と小泉首相の歴史認識がおかしいだけだとすればそれはそれで理解できるのですが。

2ちゃんねるでこんな記事を読みました。国民日報の翻訳だそうです。
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ラムズフェルド米国防長官「米国はもう韓国の保護者ではない」
ドナルド・ラムズフェルド米国防相は17日「韓国の変化に合わせて韓米同盟関係も進化している。米国はこれから、韓国の保護者ではなく、パートナーまたは支援者の役割りをする。」と明らかにした。18日の中国訪問に始まり、アジア歴訪の旅にのぼるラムズフェルド長官は、ウォールストリート・ジャーナルアジア版への寄稿文を通じて「韓国は、これ以上西方の支援に寄り掛からなければならない戦争被害国ではない。」としてこのように述べた。

長官は、21日訪韓して韓米定例安保協議会(SCM)でに参加、作戦統制権返還問題などを協議する。アジア友好国を一つ一つ取り上げて同盟関係を説明した寄稿文で、日本は手短に言及した一方、韓国と中国は長たらしい記述を添えて具体的に取り上げた。

ラムズフェルド長官は「朝鮮戦争以後半世紀たち、韓国は経済強国と同時に模範的な民主主義の国であり、また独自的権利と相当な軍事力、自主国防意志を持った一つの勢力として成長した。韓国軍 3200人余りが、アプガニスタンとイラクに派兵された点は、これを立証してくれる。」と評価した。続いて「韓国が変わることによって韓米関係の性格も変わっている。米国は韓米相互防衛条約を守る一方、韓国の保護者ではなくパートナーとして支援の役目を遂行して行くだろう。」と強調した。また「米軍再配置戦略を土台として、韓国の安保を脅かすどのような勢力にも、韓国と共同で対処することができるだろう。」と付け加えた。

中国に対しては「米・中関係が発展しようとすれば率直さが必要だ」と中国政府の透明性が不足していることを指摘した。ラムズフェルド長官は「中国のリーダーたちは長期的、組織的に軍事力を強化して軍事的影響力拡大を推進して来た。これはすべての国家の権利だが中国は追い求める方向と目標が不透明で、アジア地域の安保に不確実性を加えている。」と言った。また「米国を含めた多くの国が、中国の意図をもうちょっとよく理解できるようになることを希望している。中国のリーダーたちは、もっと開放的で透明な政策を広げてほしい。」と付け加えた。
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この記事といい分祀抜きの参拝といい日米同盟に変化はないのでしょうか?
by カワタ (2005-10-18 13:19) 

カワタ

追加 国民日報のリンク先です
http://www.kmib.co.kr/html/kmview/2005/1017/091996154611141400.html
by カワタ (2005-10-18 13:21) 

梅太郎

前原氏は東京裁判肯定派で、日本の戦争犯罪を認め、中国韓国に謝罪からはじまる外交を考えている。よって前原の分祀論は単なる中国への機嫌取りだろう。
片岡先生のは、中国とアメリカに挟まれては、靖国以外も干渉されて日本は終わる。それを避けるためには、アメリカを味方につけて、アメリカに靖国を認めさせ参拝してもらって新らしい日米関係にしていかなくてはならない。そのためにごまかしてでもブッシュに参拝してもらって、既成事実をつくっておく。そのために分祀をしてはどうかという考えでした。
by 梅太郎 (2005-10-18 22:23) 

カワタ

前原氏は確かに意味のない違憲判決を引き合いに出したり疑問はあったのですが実はそれは腹芸で「自分は靖国に参拝はしないが、行くと言ってしまって外国に”行くな”と言われた以上は行くしかない」と言っていたのと、合祀されたままの参拝はパックスアメリカナを否定する事に繋がり、いずれ分祀が必要になる状況を見越しての言動ではなかったのかと期待していたのですが残念です。

小泉首相の靖国参拝はA級戦犯を罪人に仕立てた上での参拝で単なる自己満足に過ぎないと思います。本人が言うように小泉首相の心にとっての問題なだけなんでしょう、前原氏に小泉首相以上の戦略を期待したかったのですが...
by カワタ (2005-10-19 18:42) 

カワタ

↑昨日はアメ通NO.129を読まずに書き込んでいたのですがやはり今回の小泉首相の参拝は靖国特攻だったんですね。
来月ウルトラCがあったとしてもウルトラCに国運をゆだねさせられるのは非常に憤りを感じます。中国が反日デモを使ってA級戦犯の問題を過大にしたときに村山談話など踏襲しないでパックスアメリカナと衝突しない為には分祀するしかないのだと説明すればよかったと思います。
極論を言えば村山談話を踏襲して参拝しても幸せなのは小泉首相だけではないでしょうか?

テレビで党首討論を拾って見ましたが前原氏は違憲判決を持ち出すこと以外はアメ通読者のようで複雑な気持ちです。父親の職業を裁判官だと偽っているという報道がありました(新潮を読んでないので詳細は知りませんが)が裁判官に思い入れというか幻想でもあるんでしょうか。

〈前原代表〉私はA級戦犯が合祀(ごうし)されている間は行かない。
http://www.asahi.com/politics/update/1019/005.html
「(中国は)日米両国の分断を図っている節がある」
http://www.sankei.co.jp/news/051020/morning/20pol002.htm

党首討論が終わって小泉首相は余裕の表情で「次回も楽しみにしている。まじめで建設的な意見を述べているのはいいと思う」だそうですが、ひょっとして事の重大さを理解していないのでしょうか、非常に不安です。ラムズフェルド米国防長官の韓国→中国の訪問も相変わらず気になります。

米中国防相、軍事交流拡大で一致・国防費問題は平行線
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M19020%2019102005&g=G1&d=20051019
by カワタ (2005-10-20 15:52) 

日本万歳

>そのためにごまかしてでもブッシュに参拝してもらって、既成事実をつくっておく。そのために分祀をしてはどうかという考えでした。

私は小泉首相のイラク派遣・日米同盟重視などの政策を支持してきましたが、ことこの件に関しては、どうして片岡先生に相談しなかったのかと思います。もし、米中に包囲されたら、本当に日本はおしまいです。そうした点を考えても、やはり最低限東条英機分祀をしてから、参拝された方が良かったと思います。

それにしても、米中に包囲されたら、日本はおしまいだという論理を反中・反米の小林よしのりなどは全く理解してないような気がしました。原理主義の一部の保守派も困ったものだなあと思いますね。
by 日本万歳 (2005-10-20 22:47) 

カワタ

小林よしのり氏は「わしズム」で片岡先生の論文を読んでいるし、「戦争論3」の最終章では片岡先生の宮澤喜一の堕落外交批判を引用していますが成り行きゆえか認めたくないんですかね、「戦争論3」での引用も宮澤喜一を”国民の堕落を予見していた賢人”的に扱っているように見えてしまいました。
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6カ国協議で進展目指す=靖国参拝の影響ない-中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051020-00000117-jij-int

胡主席、28日から訪朝=就任後初、金総書記と会談へ-中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051021-00000069-jij-int
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中国は勝負どころがわかっているということなんでしょうか?北に核放棄させることに成功すれば中国の完全勝利ですし、そうでなくても6カ国協議に対しては靖国問題なんか無視して胡主席が初訪朝してまで精力的に動けばブッシュに日本でのウルトラCをためらわせることに繋がったりもするんじゃないでしょうか?
アメリカからしても頼もしいんじゃないかなぁ...
by カワタ (2005-10-21 18:12) 

カワタ

村山談話を受け入れられるのなら分祀を受け入れられないはずはないと思うのですが...分祀はアメリカに対する妥協であり米国大統領がA級戦犯を誤りと認める訳にはいかないのだという理屈はまだ納得できるものがあります。しかし、村山談話は中国に謝罪するために生まれたもので本来いわれのないもののはずです。

靖国の南部利昭宮司は電通上がりの人物で「諸君」の05年2月号で古賀誠と対談していました。今回の小泉首相の参拝も古賀誠とは連携しているのを考えると南部宮司は将来的に靖国神社がどうなろうと首相に合祀されたまま靖国参拝をさせて日米分断を仕掛けるのが目的だったんじゃないでしょうか?
電通と聞いただけで何かたくらんでいるのではないかと常々疑っていたのですが...
http://www.bunshun.co.jp/mag/shokun/shokun0502.htm

韓流担当が成田豊で日米分断担当が南部利昭?
by カワタ (2005-10-22 21:04) 

梅太郎

たくさんの情報、カキコありがとうございます。勉強になります。
ずっと日本は、戦後の曲がり角に来たといわれてきましたが、この1-2年がほんとうに曲がり角になりそうです。日本に攻撃を加える脅威が本当にあることをどこまで国民に浸透させられるかが、ポイントですね。日本人はアジアの派遣を握りたいと思っていなくても地政学的に結局中国と対峙するしかない状態です。
by 梅太郎 (2005-10-25 02:03) 

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