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靖国と核武装のトレードオフの条件 [片岡問答]

ブッシュ大統領は日本の核武装を求めているとのことですが、これには何かブッシュ大統領から条件がついているのですか?
靖国と核武装のトレードオフは、ブッシュ大統領が靖国から東条を外せと言っているのでしょうか?

という読者からの質問に片岡先生が答えました。ここに公開します。------
 拝復
    これは鋭い観察だ。トレードオフというと交換という意味だから、貴兄のように解釈するのには一理がある。しかしブッシュは核武装と東条分祀を引き換えにしていません。ブッシュは「A級戦犯」は曖昧にするという紳士協定で満足だった。ただ中国というならず者が公開でゴネたので、「東条は戦犯でない」とはいえない。それを小泉に理解して欲しいということです。もしブッシュが「東条は戦犯でない」と公開の場で言明したら反逆罪を問われる。
    ただし小泉にとっては一種のトレードオフです。今の日本の立場では、もしブッシュがハース(フォーリンアフェアズの論文)の立場をとって、日本の核武装に反対したら、中国は必ずそれに乗る。米中が反対すると日本は腰砕けになる。必ずそうなる。だからブッシュの立場を察して、靖国で譲歩するということです。
    しかし一度核武装をしてしまえば、こっちのものだ。「小日本」ではない。中国の干渉は終わりだ。
    更に、東郷神社に分祀するということは、御霊を移すということで、東条にとって不名誉ではない。ただ中国の意志に従うということで屈辱です。僕は、この責任を田中角栄と宮沢喜一にはっきりとらせるべきだと思う。誰の責任で屈辱をなめたのかをはっきりさせる。そして国を売った人間を制裁することで、将来へのみせしめにする。これは大事です。
    宮沢氏は自民党公認を奪われた後でも、憲法起草に参加したりすることを小泉が許すものだから、公人として動いている。この権利を剥奪するべきだ。彼は売国奴です。我々を辱めたのだ。ケジメをつけるのは大事です。信賞必罰にしないと国がまとまらない。
    しかし信賞必罰は東条にも当てはまる。あれだけの敗戦の責任者は英雄では有り得ない。そう思いませんか。戦前の日本では如何なる敗戦の将も責任をとらない。ミッドウエーで大敗した南雲が一例です。これでは戦争に勝てない。アメリカの軍隊はきびしいですよ。負けて責任を逃れることはできない。
    ところがアメリカが余計な戦争裁判を開いて、東条を処罰したので、争点が混乱したのです。僕が主張しているのは、真珠湾攻撃は犯罪でないということです。東条には敗戦の責任を国民に対してとらせるべきだ。この二つを混同させたのが東京裁判だった。
    戦争とは勝つためにやるものです。敗戦の将は決して英雄になれない。

上記について更に質問があったら、またメールをください。 片岡


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