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自由主義派VS政府介入派 [新聞より]

日本道路公団発注の橋梁建設工事をめぐる談合事件で、東京地検特捜部は、メーカー側の受注調整を助けたなどとして、公団ナンバー2の内田道雄・副総裁を逮捕。

上記のニュースだが、談合のない競争力のない社会になるためだから仕方がないと思う。官僚が民間でもできることに采配を振るったり、NPOは別として、天下り特殊団体が多くなることには反対だ。

しかし、自由化すると、こういうことも頭に入れなくてはならない。

日本の公共工事に本当の競争入札の自由化を取り入れていいのだろうか?韓国のゼネコンなんかが入ってくることもあるかもしれない。安い受注されたところで、橋が落ちてしまったりもあるだろう。外国企業を入れたくないが、現状で改革するには、入れないと透明度下がってしまう可能性がある。

極論なのだが、談合を認めて、そこそこの安全と多額の税金投入を認めるようにするか、それとも、自由化して日本企業が潰れながらも、手抜き工事のリスクを認めるか?私は自由化というこの苦渋の選択をする。

大学時代、アスベスト除去のバイトは高額だった。が、危険なのを知っていたのでやらなかった。アスベストが危険だから世の中から撤去するものかと思っていた。ところが、廃止するどころか、あれだけ危険なものを官僚はそれを放置していたではないか。代替商品がないという話で済まされんだろう。誰も責任をとらないだろう。エイズの時もそうだが、ムダ飯を食わせてしまった。

官僚が何でもかんでも管理しているようでも、そんなもんだ。だったらいらないではないか。管理できないから、公務員を増やしてくれとなるのは困る。しかし、今の官僚を減らしながらももっと働けというのはムリだろう。だから、減らしながらも、公務員は守ってくれないということを知りながら、国民一人一人が情報に敏感になっていくしかないとおもう。親戚に土建屋も公務員もいるが、こう言わざるをえない。木っ端役人にいらがらせを受けるのもこりごりだし。とにかく公務員は減らして欲しい。

本当は食料ももっと管理して欲しいと思っていたときもあった。今でも高速道路などもっと作るべきだとも思っている。外国に比べてあまりにも道が悪い。時間がかかりすぎるのだ。それでも・・・。

アメ通読者の方は政治は保守だと思いますが、経済ではどうでしょうか?自由市場主義でしょうか?政府介入派でしょうか?おもしろいサイトがありました。設問に答えると立ち位置がでます。

日本版ポリティカルコンパス
http://sakidatsumono.ifdef.jp/draft3.html
私の結果は下記のようでした。

政治的な右・左度(保守・リベラル度)  6.2
経済的な右・左度(市場信頼派・政府介入派)  7.96
あなたの分類は保守右派  です。

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コメント 7

コバケン

日本版ポリティカルコンパスのご紹介ありがとうございます。

私もやってみましたが、以下のように出ました。

政治的な右・左度(保守・リベラル度) 6.2
経済的な右・左度(市場信頼派・政府介入派) 2.96
あなたの分類は保守右派 です

それではまた。
by コバケン (2005-07-27 18:37) 

osawa@raos

ポリティカル・コンパスですか・・・・、自信ないので止めておきます。私はこういう類のテストではろくな結果が出ないのでアメ通と梅太郎さんとこで鍛えてからにします、来年の楽しみにしましょう。
さて、片岡先生(アメ通)の最新号読みました。やはり嫌韓流という漫画すらも押さえつける日本のマスゴミの規制譚などよりも、メジャーリーグのピッチャーのように160キロでバンバン投げ込んでくる片岡先生の文章は読んでいて「鳥肌」がたってきます。思えば先生の文章に接して初めてアメリカの共和党と民主党というものが目に見えるように実感できるようになったので、まさにやっとこさアメリカというものを知ることが出来たばかりなのです。日本という国の教育界、マスゴミ界というものは本当に罪深いと思い知らされます。

「次のファシズムは軍国主義とはまったく違う形で訪れるだろう」という警句がありましたが、どうやらまた日本は「愛という名のファシズム」で滅ぶのでしょう。
私は、東南アジアから国益に貢献したいです。中国は目と鼻の先、いざとなればなんでもやれます。

梅太郎さんを応援する会の、タイ支部長としてはブログにカウンターがついて、大勢の人が訪れて行くのを見ていたいのですが、その前に日本が滅びそうですね。。。。。。。馬鹿は死ななきゃ治らないのだと思います。

しかし、そのときこそ私が貢献できるのです。これ嬉。

しつこいですが、カウンターつけましょうよ。梅太郎さん。
by osawa@raos (2005-07-28 00:07) 

梅太郎

コバケンさん!どうも。日本の宝(の卵)なのですから、テロをかいくぐって勉強続けてください。ちなみに、ご存知のYEさんの結果を紹介します。
政治的な右・左度(保守・リベラル度) 7.96
経済的な右・左度(市場信頼派・政府介入派) 6.2
あなたの分類は保守右派 です。
でした。(笑)
政治として、日本の存在を安全に確定しないことには、経済的に自由とか言ってられません。正直、再軍備核武装以外に日本の明日はない。再軍備核武装かつ、日米同盟堅持以外の選択肢はリアリストにはないですよね。

osawa@raosさん!
>ブログにカウンター
策を考えます。いつもありがとうございます。こうやって書いていただくと励みになります。カウンターは管理ページからは見れるのですが、一日400-500人くらい来て頂いています。こんな怠惰な感じでやってますが、面白いというメールもいただくのでこれからもがんばります。
by 梅太郎 (2005-07-28 01:50) 

エバン

国家の経済介入とは法領域、つまり具体的な人間同士(法人も含む)の利害関係の適正化ということであって、国家が直接生産活動を行うことではない。共産主義者がほんとうに衝撃力を持っていた帝国主義の時代と大戦終了後の数十年間は、「人間同士の経済活動の利害を適正化すべきであった法領域」はまったく資本家たちの恣意に左右されている時代だった。諸国の国会議員たちは、資本家たちの、同胞に対する人権無視や不正行為を法によって正すことができないでいたからだった。そもそも資本家が議員を兼ねて自分の私的経済活動に沿うような形で法律を適用してきた。あのイギリスはもちろんアメリカでさえ、成人の労働者ばかりか、たくさんの児童たちが学校へ行かずに、長時間労働を強いられていた時代があったのである。そこで労働者が直接生産手段を国有化して管理すれば、お金が正しくふところに転がり込むはずだという先入観から、そのような空想的な試みに成功した民族、国民は、有史以来初めての経済活動の国家統制主義、国家の経済管理化に着手した。ところが現実はどうだったか。彼らは「経済のみ」か、「それ以外の人間活動のすべて」を「統制」し始めた。彼らは資本家の恣意のもとにあった法律を共産党の恣意のもとに作り直し、また教育活動を統制して、人々の精神活動を一元的に管理するようになったのである。実際には資本家の恣意のもとにあった時代よりも、もっとひどいことが行われるようになったのである。

真の問題は、法の力が人間の生活の現実と乖離していたことにあった。単に金を不当にピンハネされているから奪い返せばよいということではなかったのである。この問題は「誰(何)が経済を管理すべきか」という問題ではなく、「経済活動の隣に独自に存在すべき法領域のあり方はどうあるべきなのか」ということについて、人々が本当に真剣になって意識を向けないできたことに起因するのである。「利害」をめぐっての労働者と資本家とのさまざまな激突という「現実」は結局諸国の議会を動かし、労働問題にまつわる現実を、「われわれは圧迫されている」と感じてきた人々の現実に合わせて調整していく方向にしか舵を切れなかったのである。そしてかつての自由主義社会の住人たちは、国家の社会主義化ではなく、「経済領域と法領域の癒着を正しく分離すべき」だということに意識を向けるようになっっていったのである、そして実際にも世界の自由主義社会の住人たちは「そのような自己改革」を行って現在に至っている。このことは今後とも真実である。

国家が生産活動に直接従事すべきではないということ(なぜならそれは法と経済の癒着なのだから)、そして国家は自国民がそこによって立つところの、法領域の正しい確立にことエネルギーを注ぐべきだという教訓は、すでに戦後半世紀の「世界の現実」の中から汲み取られるべき現実的要求なのである。
by エバン (2005-07-30 18:57) 

梅太郎

とにかくマルクス思想を日本からなくすことが国益にかなうと思います。共産党や社会党だけでなく、自民党や民主党にも本当に多数いることも問題ですよね。どんなにりっぱなことを言っても社会主義は嫉妬の社会ですから。
昔は仕事がないから傭兵がそれらしい産業だった、スイスは山と湖しかない。今でも大企業はなく、たいした産業もないのに、一人当たりのGDPも高く、豊かだ。理由はマルクス主義が入ってこなかったかららしい。相続税も1パーセントの州と0の州しかないらしい。日本の隣国は狂っているので、社会主義化したヨーロッパで、逆に繁栄してきたスイスを研究する学者が欲しいところですね。
隣国との付き合いがよかったはずだろうと思う。
by 梅太郎 (2005-07-31 20:39) 

モンブラン

スイスは金融業がありますからね。
生産性の高い金融業従事者が占める割合が高いから一人当たりのGDP
が高いのです。ちょっと特殊ですね。
日本の場合も本来ならNY、ロンドンに並ぶ金融センターになれる
資格はあるのですが、現実はシンガポールなどにとられてますね。
by モンブラン (2005-08-12 14:14) 

梅太郎

スイスの金融業はたしかに有名ですね。大規模は少なく、UBSなどしか有名企業はないのですが、ちいさいPBが高収益なのでしょう。話によるとそれ程運用は上手くないようですが、本物のカネ持ち相手の情報や、信用とかで差がつくのかなと思ってます。後は時計産業とかですが、高付加価値ですよね。粗利がでかそうですね。ホント。公開企業というわけではないので、相続税がないから、そのままノウハウとブランディングを世襲しているといったところでしょうか。
金融センターは官僚の規制をはずせば、ロンドンにも勝てるはずなのですがね。日経平均先物がシンガポールの方に取られていたことなども、マヌケ過ぎて残念でたまりませんね。
by 梅太郎 (2005-08-12 15:16) 

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