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シナ論・シーレーン問題 [本から]

渡部昇一氏の近著「中国・韓国人に教えてあげたい本当の近現代史」から

日本のシーレーンは台湾独立にかかっています。

日本を守るために台湾独立が必修。
そのためには中国と対峙しなければならない。それにはアメリカの協力が必要。

渡部昇一氏のアメリカの台湾防衛感を示しています。

①46ページから引用-------------------------

台湾よ、大陸が武器をもって侵攻してきたら守ってあげるから、いまは静かにしていてくれ、ということでしょう。台湾が早く独立したいと焦る気持ちはわかる。
しかし台湾が「いままでどおりの台湾である」といっていれば、中国も事を荒立てまい。そうすればそのうち大陸が崩れるだろう、というのがアメリカの計算のようです。
中国と正面衝突しないで済む安全で安上がりな道を取ろうとしている
わけです。
引用おわり-----------------------------------

上記の論はとても面白いですよね。なんとなくそうなんだろうなと思っていたことです。アメリカとえいども、軍事大国中国を相手に軍事衝突したくないわけです。ソ連を倒したやり方で切り崩していきたいのでしょう。しかし、それって楽観論だから、日本自前の自衛策としてはやはり待ちの体勢にかわりはない。

台湾は蒋介石が連れてきた外省人と、
李登輝氏や現在の総統・陳水扁らの内省人がいる

②47ページからの引用---------------------------

今後、外省人の誰かが、政権をとって、「大陸・中国といっしょになる」といったらどうかるか。そうなった時が本当の危機です。

だから台湾独立派の本省人たちは、日本とアメリカが台湾に対してもっとはっきりした姿勢を表明してくれないと、そういう恐れもでてくることを非常に心配しているのです。

引用おわり-----------------------------------

アメリカは台湾を切り捨てないと楽観論を言っているし、ブッシュの在任中に中国の体制が崩壊すればいいと思っている。

が、クリントンのようなリベラルが大統領になると危機になる。

としていて

日本は中国に台湾を吸収されないように最善の努力をすべきだ。
としてます。

アメ通の読者ならおわかりだと思いますが、この辺は片岡先生と同じような説となります。
つまり、アメリカのブッシュ政権だよりなのです。
本当に自国で自国を守ることを拒否する呪縛をとかない限り、他力本願なことにはかわりません。


 


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